彼岸とは
「彼の岸(かのきし)」すなわち向こう岸。
仏様の世界を指し、
極楽にご往生なされたご先祖様の世界でもあります。
春秋の春分・秋分を中心とした前後、
合計七日間を彼岸と呼び、
極楽とこの世がもっとも近づくとき
とされます。
真願寺では毎年お中日に法要を営み、
有縁の方々の追善供養を勤めます。
時代は移り変われど、
私たちが
ご先祖様無くして存在し得ないことに
変わりはございません。
「咲いた花見て喜ぶならば咲かせた根っこの恩を知れ」
という言葉もあります。
普段、
当たり前だと思い込んでいることの多くに
どれだけの先人のご努力や子孫への愛情が籠っているか、
考えねばなりません。
この彼岸の機会に、
立ち止まってしみじみ後ろを振り返り、
亡きご先祖様と阿弥陀仏様に手を合わせて、
日ごろのご恩を感謝申し上げましょう。
法要の後には
素晴らしい説教師による法話もお聞きいただけます。